台湾紙・自由時報は１０日、「ワンピース展に日本の軍旗の図柄、韓国で中止に」と題した記事を掲載した。

韓国ソウルの戦争記念館で１２日から開催する予定だった日本の人気漫画「ワンピース」の企画展について、作品の中に日本の軍旗である「旭日旗」に関連する図柄が登場するとして、同館側が中止を決定した。

「旭日旗」は大日本帝国の軍隊が使用していた軍旗で、日本の他国への侵略の象徴とみなされている。侵略された経験がある韓国で「旭日旗」のような図柄が展示されることは、不必要な騒動が起こる可能性があると同館側が判断した。韓国メディアは企画展の中止に不満を表明している。

近年、韓国と日本の関係は緊迫しており、これに加えて「旭日旗」がいまだに日本の自衛隊で使用されていることにより、韓国の国会では、公共の場で「旭日旗」を使用した場合には処罰を与えることを定めた法律の制定も検討している。

この騒動は中国でも報じられ、中国のネットユーザーから以下のようなコメントが寄せられた。一部を抜き出してみる。

「中国も取り締まるべきだ」

「日本の漫画やアニメの登場人物も日本人と同じ。見かけだけいいヤツだ！」

「どこに旭日旗があるって？」

「たいしたことじゃない気がする。漫画だということを忘れるな」

「ただの漫画だろ。そんな風に騒がなくても・・・」

「おととし、韓国人が旭日旗を見つけたんでしょ。なんでまた今年も？」

「マケドニアの国旗も旭日旗に似てるぞ」

「なんでもかんでも政治にからめて、疲れない？」

「韓国人ってまったく！　中国と並ぶ“アジアで最も民族主義の強い国”だね」

「中国でやればいいのに」

「韓国人にはもう何も言えねぇ」

「勘弁してよ。漫画は漫画。政治とからめてなんの意味があるんだよ」

「病気だな」

「中国でもやるかな？」

「敏感な時期だね」