第151回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日夜、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は、柴崎友香(ともか)さん(40)の「春の庭」(文学界6月号)、直木賞は黒川博行さん(65)の「破門」(KADOKAWA)に決まった。
副賞各100万円。贈呈式は8月下旬、東京都内で行われる。
柴崎さんは1999年にデビュー。2007年、「その街の今は」で芸術選奨文部科学大臣新人賞、10年、「寝ても覚めても」で野間文芸新人賞を受賞。4度目の芥川賞候補で受賞を決めた。
受賞作は、東京・世田谷に立つ取り壊し寸前のアパートが舞台。ある写真集に写る隣の洋館の存在にこだわる漫画家の女と、元美容師の男の交流を軸に、人間と土地、時間と記憶のテーマを描き出す。
芥川賞の高樹のぶ子選考委員は受賞作について、「“ドヤ顔”をしない作品。街、路地、家を俯瞰(ふかん)し、自分の世界を広げている」と語った。
黒川さんは、愛媛県生まれ。86年に「キャッツアイころがった」でサントリーミステリー大賞、96年に「カウント・プラン」で日本推理作家協会賞を受けた。
受賞作は、ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮のコンビが活躍する「疫病神」シリーズの第5弾。映画製作にまつわる詐欺話を巡って窮地に追い込まれた2人の奮闘を描いた。
直木賞の伊集院静選考委員は受賞作について、「大阪弁で書き続けた忍耐力と、小説の魂を選考委員が評価した。浪速の読み物キングにようやく春が来た」と語った。
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