「選挙」で選ばれたさまざまな表情の「フジサン」キャラクターを車体に描いた、富士急行の新型『フジサン特急』8000系。小田急電鉄から譲り受けた特急ロマンスカー20000形「RSE」を3両編成に改造した車両で、7月12日から富士急線大月~河口湖間で運行を開始する。
7両編成の小田急ロマンスカー20000形「RSE」を改造した3両編成で、富士山方から1号車クモロ8001(小田急時代の旧番号デハ20001)・2号車サロ8101(旧番号サハ20051)・3号車クモロ8051(旧番号デハ20301)。全車とも床の高いハイデッカー車で、床面高さは1580mmとなっているが、2号車のサロ8101に新設した車いす対応の座席やトイレ、デッキの部分は、ホームから段差なく出入りできるよう1180mmとなっている。
編成全体の定員は160人で、現行の『フジサン特急』2000系(もとJR東日本165系改造車「パノラマエクスプレスアルプス」)と比べ約4割増えた。
パンタグラフは1・3号車に搭載しており、小田急時代の下枠交差形から富士急6000系(もとJR東日本205系)で使用しているシングルアームタイプのFPS33F形に交換。走行関連機器では下り勾配での抑速ブレーキ使用を考慮して抵抗器の容量をアップしたほか、耐雪ブレーキを新たに設けた。このほか、富士急で標準装備となっているブレーキや制御関係の機器を夜間に保温する回路を設置し、7両編成から3両編成に短縮したため、コンプレッサーなど他の車両に搭載していた機器類の移設も行っている。
サロ8101の一部低床化や機器類の改造は愛知県豊川市の日本車輌製造で実施。車内の改造や車体外装のラッピングは富士急行の鉄道技術センターで行った。改造費用などは明らかにしていない。7両のうち、他の4両については解体されたという。
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